ホワイトニング治療の流れ

ホワイトニングとは

歯の外部に付着した汚れはクリーニングで綺麗にできますが、内部の変色には対応できません。

ホワイトニングは漂白作用を持つ薬剤を歯の内部に浸透・作用させることによって、

内部に存在する色素を分解して歯を白く見えるようにします。

変色の程度を確認して写真を撮影します。

虫歯や歯石の付着がある場合は予め治療を済ませます。

お茶やコーヒー、たばこなどによる除去可能な色素沈着についても事前に磨き上げを行います。
ホワイトニングによって知覚過敏の症状を引き起こす場合がありますので、

事前に知覚過敏対策としてフッ素塗布を行います。

ホワイトニングのやり方は大きく分けて3通りあります。症例に応じて使い分けますが、併用する場合もあります。

主にご自宅で行うホワイトニングで、一般的に多く用いられる方法です。専用のトレー（マウスピース）に薬液をひたし、一定時間口の中で装着する作業を自宅で行います。同一の作業を数日にわたって繰り返し、漂白具合を評価していきます。

診察室にて行うホワイトニングです。ホームブリーチよりも高濃度の漂白剤を使用するため、短期間で効果が得られます。局所的に白くすることもできるので、ホームブリーチで白くなりきれなかった部位を選択的に追加で漂白するといった手法もとれます。

神経を取った後に変色した歯に適応される手法です。歯の内部に漂白剤を詰めて、1週間おきに交換するといった行程を2～4回程度繰り返します。事前に歯の根っこの治療（根管治療）が必要な場合があります。

・ホワイトニング直後は外因性の色素が付着しやすい状態になっています。

　⇒施術後2時間程度は色調の濃い飲食物（コーヒー、紅茶など）の摂取や喫煙は控えましょう。
・施術後は知覚過敏を起こす可能性があります。

　⇒症状が強い場合はホワイトニングを一時中断する場合があります。

　⇒対処としてフッ素入りの歯磨き粉の使用を薦めています。

・ホワイトニング後は個人差ありますが時間の経過とともに色調が徐々に後戻りを起こします。

　⇒白い状態を維持するためには一定期間ごとに再ホワイトニング（タッチアップ）が必要です。

　※初期治療よりは少ない回数で済ませられます。

※ホワイトニングは自費診療となります。